クロスケ日記 105日の日々

どこにでもいる弱小会社員の日々の記録。他愛もないことを綴っています。

高揚感と虚しさにつつまれて

(注意)リアルタイムのことではない。

 

結果だけが身を守ってくれる。

 

日本人は真面目すぎる、という話をたまに聞く。
大人になったら勉強なんてしても意味がない、という話もたまに聞く。
一度きりの人生、遊ばなければ損だよ、とも。

ただ、人間は老化し退化する生き物だから、現状維持をするとあっという間に陳腐化するので、ある程度の勉強は必要なことではないだろうか。

栄枯盛衰、我が世の春を謳歌している若人も、いつか必ず若人ではなくなる。
次から次へと新しい世代が出てくる。その時代の技術を、息をするように当たり前のものとして使いこなす。
だから現状維持はリスキーである、とも思う。


取りたいと思っていた 資格試験に合格した。

やっとこさ、受かった!
うおおおおおおおおおおおおおおおお。

先にインターネット上で合格者を発表するが、なにも恐れること無く合格者発表サイトへ飛んだぜ。

うおおおおおおおおおおおおおおおお。

 

資格試験は、所詮「労働者が必要な」資格でしかない、ということは百も承知の上だ。
資格なんかよりも、実務経験と実績と人脈、これがものをいう。
この資格を取ったからといって人生が劇的に変わるわけでもなければ、
今の自分の境遇が好転するわけでもない。
今までと同じ日常が淡々が流れていく。これだけは絶対に変わらない。
それに、勉強すれば、ある程度の人間であれば取得できるものに、なんの価値があるのだろう。

 

微妙にニュアンスは違うが、森博嗣の小説「冷たい密室と博士たち」のある件で、

「テストで満点をとったとき、初めてわかる虚しさです」というのがある。
(満点とったのなんて、小学校低学年のときぐらいだけど)

 

それに似た虚しさを感じる。

 

それでも、なんとか欲しかった資格。
今の会社組織に身を置く限りは、少しでも優位に立てるように(今回取得した資格には、組織にとってプラスに働く要素がある)、少しでも自分の存在価値を高めるために欲しかった資格。
(しかし、こうして書いてみると、ろくな理由じゃないな…。)

 

何はともあれ今は気持ちを切り替えて、違う資格試験の勉強をしている。

カメラや写真も楽しまなきゃね。小旅行も。

 

今はただこの合格の高揚感と虚しさにつつまれて。

寝る。