雪中行軍の映画
映画、八甲田山を鑑賞。
100年以上前に、青森県八甲田山で起こった事件を基にした映画。
迫り来る戦争に向け、寒地や雪に対する訓練として行われた日本軍の雪中行軍。
それは厳しい寒さの中での訓練であったという。
雪が腰や胸の高さまで達し、泳ぐようにかき分けたとう。
そして二つの部隊が、弘前と青森から出発し、雪中行軍の途中ですれ違う予定のはずだったのだが…。
これは、とても見応えがあった。
40年前くらいの映画だけど、今観てもとても良い!
雪中行軍に参加した兵士たちの運命を思うと、なんとも言えない気持ちになるが。
どうしてこの結果になってしまったのか、なにが原因だったのか、どこで判断を誤ったのか、何を軽く考えてしまったのか、いろんな「もしも」があるのだろう。「人災」もあるのだろう。
そしてこれは、会社員の生活にも言えるのではないだろうか。
業務上のある判断が実は甘い見通しによるもので、手痛いしっぺ返しを喰らったり、日々に流され「今の環境から放り出された時」の準備が不足していたりすると、あっという間に遭難してしまうだろう。
リーダーの決断力不足や人間関係が絡んだ指揮系統の乱れは、自分ではどうにも出来ない要素であり、それにもろ巻き添えを喰らうこともあるだろう。
日々の選択や決断の積み重ねの先には、どんな運命が待ち受けているのか。
もしかして、自分の命運はとっくに…。
いや、たかだか地方の弱小会社員の生活と雪中行軍を並べて考えてはいけないね…。
やっぱり、寒いのは苦手!
雪山怖い。
寝る。