クロスケ日記 105日の日々

どこにでもいる弱小会社員の日々の記録。他愛もないことを綴っています。

背景を知って行きたい場所がある

最近、眠る前にミュシャの作品集を見ている。

芸術が分からなくても、ずっと見てしまう。

色使いがとても綺麗だ。

モナコモンテカルロというポスターが惹かれる。

もちろんこれだけでなく、どれもこれも創造性に溢れ、素晴らしい。

(うん、自分の語彙力にいやになるな)

これで歴史的背景をきちんと理解していれば、もっとワクワクしながら堪能できるのだろうな。

芸術だけでなくどんなことも、物事の背景や歴史を知っているのと知らないのでは、大きな違いになる。

 

台湾に行きたいな、と思っている。

ただ行くのではなく、おおまかな歴史を知った上で行きたい。

絶賛社畜として働ている今、この計画が実現するのはだいぶ先かもしれないし、

案外、ワンマン社長の配置転換で急激に変わる仕事内容に自分の能力がついていけなくなり、会社を辞めて早々に飛行機に乗り込んでいるかもしれない。

 

は、ブラック企業で働いていると、有給休暇?残業代?タイムカード?

そんな当たり前の事が認識できなくなり、休むことが申し訳なくなってしまうという救いようのない状態になってしまう。

こういう事態も、先人が経験し乗り越えてきた歴史を知り、うまく受け流していきたい。

あー、彼女ほしいな。

違う世界を

本業を頑張るのは、当たり前だ。

しかし本業以外にも、自分のフィールドを持つことはとても大切なことだと感じる。
本業の、狭い人間関係の中で少しづつ当たり前の感覚を削られていき、その集団にとっての最善を『世の常識』と刷り込まされてしまう。

本業以外に逃げ場がある、ということはセーフティネットにもなる。
本業という枠組みから1歩外に出た時、ただのど素人でしかない人間が受ける世の雨風をしのいでくれる。

毎日の通勤時間中、よくこんなことを考えてしまう。



取引先の社長に、あなたはもっと遊びなさい、と言われた。
ごもっともです。


ああ、この浮世は知らないだけで、いろんな違う世界が広がっているのだろう。

安定して相変わらず浮いている

相変わらず部署で浮いている。
仕事は真面目にやっている。
真面目にやっているだけでは駄目なのだ。
しかし、どういう訳か嫌がられ、皆の輪に入って行けなくなるんだよなぁ。
自分では普通にしていても、何か気に食わない所があるのだろう。
直すところは直すけど、譲れない所は絶対に譲らん。


『そんなに?そんなにキライ?』
(天国に一番近い会社に勤めていた話/ハルオサン)

このセリフがどうしても頭に浮かぶよ。

ま、今までの人生でこんな感じだったから、今更驚きはしないが、これはこれでつらいんだよなー。



『結局、私の身を守ってくれたのは、【結果】だけでした。』
(天国に一番近い会社に勤めていた話/ハルオサン)



この言葉が、仕事中、何回か頭に浮かぶ。
この言葉通り、誰も救ってはくれない。
だからこそ、仕事をこなし、資格の勉強もしている。
俺の身を守ってくれるのは【結果】だけだから。

これは、大企業とかの話ではない。
この日本に大多数を占める、零細中小企業に身を置く、しがない非モテむっつりリーマンのささやかな戦いでもある。
たいしたことない戦いだけど、切実でもある。


大人の動画を見て寝よう。

奇跡が起こり、女性と遊びに行くことがあっても、もはや何を話していいか見当がつかない。
下ネタしか頭に浮かばず、それを口にする勇気も無く、何もリードする事ができない。

大人の動画は、現実を忘れるね。
悲しい。

何かを続けるということ

宇多田ヒカルの特集がテレビで放送されていた。
同じ30代。
周囲を取り巻く環境は、天と地獄以上に差がある。
同じ人間なのに、向こうは雲上人。
いやいや、卑屈になってはいけないな。
俺だって生きている。
俺の世界で生きている。


デビュー20年ということだ。
生まれた子供が成人するまでの年月を、何かを続けたことがあるだろうか。
ちなみに高校の修学旅行を思い出す時、COLORSが脳内で再生される。

話はそれたが、続けるということが大切なのだ。
もし続けないでいても世界は何も変わらないから、続けるということが大事なのだ。

仕事以外の趣味や世界を持ち、それを何年も何十年も続けていけば、それはいつかきつと自分の身を守ってくれるものになりはしないだろうか。

だから、カメラは少しずつだけど、続ける。
思考を延ばし続ける。

インファナル・アフェア3を観た

日本でもリメイクされている、インファナル・アフェアの3を観た。
全3部作で、3は1のその後の物語になる。

終極無間とある通り、中々重い内容。
1のストーリー展開には敵わないが、物語後半の、あるべき理想に向かって行動するのだが結局は習い性から逃れることができなかった展開は悲しくなった。
魅せ方が上手い。

以前在職していた会社の同僚が亡くなったと聞いた。
人の世で、いつまでも変わらず同じままでいることなんてありえない。季節が巡り、過ぎ去るように。
一緒に働いていた時の笑い顔を思い出し、少し冥福し、また日常に戻る。

今日も無事、生き抜いた。
金曜の夜の、緩んだふわふわした空気とは、無縁だ。