クロスケ日記 105日の日々

どこにでもいる弱小会社員の日々の記録。他愛もないことを綴っています。

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つかの間の休日。
1人暮らしの男にたいした用事もある訳も無く、コンデジを片手に図書館に資格試験の勉強へ。
そういえば、休日は1日に2食しか食べない事が多いな。

今、頭の中が霞がかかったように、思考が鈍くなっている様に感じる。
多分、自分の現実を、取り巻く状況を直視しないように防衛本能が働いているのだろう。

これから自分はどうなっていくのか。
もう若い頃の様に楽観視はできないが、どうにもならないことはどうにもならんから、日常の雑事をこなしながら配られたカードで勝負していくしかない。

せめて心に遊び心を。
大人の動画は、たくさんあるね。
ネットの大海原にあるエロをすべて見ようと思ったら、人間の一生なんてあっという間に終わってしまうのだろう。
なんて、くだらないことを思った。

寝る。

AIの忖度

プライベートのメールでは、いくつかのフリーアドレスを使用している。

その中のあるアドレスに来たメールを返信しようとしたら、メッセージの下部にメールの本文の返信内容を端的にまとめたボタンがある。

ググってみたところ、AIがメールの本文を解釈し、その内容に沿った返信内容を用意してくれる、らしい。
なんか、すげーな。
そして、絶対にメール内容を収集し、分析してるよな。素人同然の俺なんかには、まったく考えつかんけど。

AI。
巷間でよく耳にするAIか。
何年後、何十年後には、本当に仕事はAIに取って代わられるのか。生き残るのは、創造的な、AIを使用する業種だけなのだろうか。失業者が街にあふれるのだろうか。
創造的な人材なんて、この国の国民性、教育制度から生まれるのだろうか。
ま、それは何十年後の若者達が、賢い人間達が考えればいいことであって、現代を生きる俺はなんとか時代にしがみつくだけでせいいっぱいだ。

ふふ、何十年後の若者達。
生まれたときから便利なものや情報にさらされ、本当に叱られることもなく、たくさん勘違いしますように。
そして、たくさん挫折し、自分たちが悪いのではなく周囲が悪いと思い続け、場違いな怒りを持ち続け、自分の頭で考えることができない若者が増えますように。
ま、ただの若者への妬みだけどね。


仕事で、比較的裕福な人種が住む街に行ってきた。
商店街を歩き、行き交う人達が週末の高揚感を纏っている様に見える。
待ち合せ相手を待っている女性、仕事帰りのサラリーマン、買い物袋を下げた主婦、学校帰りの女子高生。まだシャッター通りとは程遠い活気。
金曜日の夕方の商店街は、なんだかわくわくする様な雰囲気が滲み出ているね。
こんな夕べを大切な人と歩けたら、幸せなんだろうな。

そんな週末。
大人な動画を見て寝る。
なんか毎日してるなー。

人の成長スピード

30にして立つ、という言葉があるが、なるほど先人はうまいことを言うなぁと思う反面、歳を重ねたからってそんな立派な大人にはなれないな、と自嘲気味に思う。
些細なことを気にしたり、どうでもいいことでイライラしたり。

人の成長スピードは、皆それぞれ違う。
いつも同世代の背中ばかりを見ていた。
どうしようもない学生時代だった。
だけど、思うよ。

俺とお前らのどこが違う。同じ人間じゃねえか。たまたま生まれ落ちた地域、家庭が違っただけじゃねえか、といつも思っていた。
教育を享受できる機会が不平等なだけで、俺もお前らも何も変わらねぇんだよ、と感じていた。

この考えは今も変わっていないし、間違ってはいないと確信している。


ブラック企業のワンマンの朝令暮改に怯え、ほんの気まぐれで身体を壊しかねない仕事量を押し付けられたりする毎日の生活。
新しいことを覚える探究心より、失敗だけはできない、と安全圏の心地よさに身体を預ける毎日。

それでも、あの田舎町、家庭、教育環境で、よくここまで生きてきた、よくやってるほうだよ、と自分で自分を鼓舞したくなる日もある。

よくやってるよ。
会社の、下を犠牲にし、取り繕う事しかできない上の無茶振りに、潰されるなよ。
戯言をまともに相手にしてはいけない。

とりとめがなくなってきた。
いろいろして、寝る。

義理返し

所用により、普段は通過駅でしかない駅で降りることに。
改札を出て、駅の中にあるちょっとしたショッピング街をぶらつき、ファストフードを食べる。
本屋さんが意外と(失礼)充実しているではないか。ポイント高い。益田ミリ氏と瀧波ユカリ氏のエッセイを買ってしまったよ。
臨死江古田ちゃん、読んでたなあ。
駅の外に出ると、お馴染みの地方都市の光景が広がっていて、なんかホッとした。


土日は映画を観たり少し仕事をしていたりしたら、あっという間に終わる。
そして、圧倒的事実に気付く。
そうなんだよ、もうすぐホワイトデーなんだよ。
今年は奇跡の義理を頂いているので、お返しをせねばならないのだが、毎年滅多にもらうことがないのでお返しを購入するという習慣が無い。
なんて、経済的な非モテなんだろう。

やべ、お返し買うの忘れそう。
そんなだから、今日の俺がいるのか。

納得。
大人の動画見て、寝る。

種全体では

一個人としていろいろ悩むことはあっても、それは人間という種全体で考えた場合、それは自分の意思であって意思でないのではないか。
人間が交配を続け、環境に適応してきた結果、遺伝子に刻まれた本能がある。

つまり、自分だけが何故、と思い悩んでいても、それは遥か昔から人間が感じてきたことであって、
人間なら誰もが通る道なのだ。
非モテ、容姿は人並み以下、経済力も乏しい、孤独のまま年を重ねていく。待っているのは決して明るい未来ではない。
現代では悲劇的に見えるが、古今東西、いつの時代も一個人レベルではたくさんいたのだ。

種全体ではひとつの個体など、とるに足らない存在でしかない。

そんな屁理屈を捏ねくり回し、孤独の痛みを緩衝する休日の夜。
寝る。