4月になったけれど自分の活動範囲が狭いせいか新社会人らしき若者をあまり見かけない。少子化の影響だろうか。まあ、この先どんな社会が待っていようともなるようにしかならんけどね。
スーツに身を包んだ初々しい姿を見ると、自分自身が始めて就職した時のことを思い出す。
今振り返るとよく就職できたよな、と思う。こんな自分で。
今の感覚で当時を振り返って、もし自分が人を雇う側だったら絶対に「当時の自分」を採用しない。
田舎の中小零細だから「それなりに出来る人材」が応募してくるなんてほとんどないけど(出来る人はこんな中小零細を選ぶ意味がないからね)、それでも採用されたから、「若さ」ってそれだけで価値があったんだなぁ。若さや容姿は経年劣化していくとはいえ。
どんなにポンコツでもとりあえず試しに採ってみて、ダメだったら絶対に大切な事をやらせないようにして、辞めてもらうよう仕向けていく、という雰囲気はそれなりに感じたけど。
自分自身は、地方の労働者階級の家庭に生まれ落ちた、どこにでも転がっている有象無象の1人。
何者にもなれないくせに「自分だけはほかの人たちとは違う」と疑いも無く確信していた。ああ、精神の黒歴史。
仕事帰りにものすごい今更だけどYOASOBIのアンコールをよく聴いている。
なにかの拍子にちゃんと聴いてみようと思って流したら結構良かった。
自分の感性はまだ錆付いていないのだろうか。
それとも年齢相応に成長していないだけだろうか。
ただ若作りしているだけなのだろうか。
知らんけど。
寝る。