花びらが夜風に舞っていた。
ぶれているけど、これはこれで好き。
スマホのカメラで撮影し、スマホのLightroomでその場の感覚で編集。
撮影から編集までほんの数分。
以前読んだ「カメラじゃなく、写真の話をしよう / 嵐田大志 (著) 幻光社」をふと思い出したから。
高級一眼レフ・高級ミラーレス・中判デジタル・ラ●カ等々で撮った写真だけが写真では無い。
日常のふとした瞬間を、スマホのカメラで撮るのだって良いもの。
昨今の感染症により、外出する機会がめっきり減った。
撮影スポットに行くのはまだまだ憚られる。
そんな中にあっても気負わずに、スマホのカメラで日常を写すのも全然悪くない。
ある先日のこと、お店で買いものをしていたところ、自分よりもちょっと年上くらいのカップルとすれ違った。
会計も同じタイミングくらいで、ほとんど同時に店を出た。
途中までは同じ帰路だった。
しばらくするとカップルはある方向に進路を変えた。
大人が休憩する宿泊施設の方に吸い込まれていった。
どこにでも転がっている、よくある光景。
こんな本当にしょうもない些細なことに心がざわついてしまう。
自分には、そういう気持ちを焦がすような出来事は起こらないからか。
また明日から労働の一週間だ。
もうさ、法律かなにかで完全週休3日制にしちゃえばいいのにね。
仕事と両立しながら「時間を作り」家事や育児や介護もこなしているのが「美徳」のような社会や価値観は好きではない。