ついこの間までガラケーを目覚ましの代わりとして使用していました。
充電ケーブルの被膜が剥け電源アダプターの根元がボロボロになったので、とうとうガラケーを充電するのを辞めました。
私が一人暮らしを始めた頃、ちょうどガラケーとスマホの端境期でした。
朝はガラケーの電子音で目覚めていました。
慣れない生活リズム、仕事、仕事。
たしか結構な速度で世の中の電子機器やネットサービスが成長していたと思いますが、職場と部屋の往復の生活だったため、いまいち覚えていません。
ただ、ある春の宵、自転車で洗濯物を近所のコインランドリーに持ち込んでいた時のこと。
その時の、空気の中に冬の寒さはなく、程よい暖かさを感じて自転車をぐいぐい漕ぎながら「季節が変わるんだ」を感じたことは、感覚として昨日のことのように思い出せます。
もう充電することはないガラケーがただの文鎮に成り果てたのを見て、自分の中でひとつの時間の区切りがついた気がします。
そんなポエムです。
大人の動画を見て、寝る。