なんかそれっぽい写真を撮ろうとして、思いっきり失敗しています。
なんとなく意図は記憶しているのですが恥ずかしくて言えません。
遊び心が大切なのです、おそらく。
録画しておいた「7年ごとの記録 35歳になりました(後編)」を見ました。
この国の各地で生活する人を7年ごとに記録し、それぞれの人生を追いかけていく、というような番組でした。
小学生の頃、中学生の頃、二十歳を過ぎた頃、二十代の終わりが見える頃、三十歳を過ぎ自分の人生を少しばかり振り返ることが出来るくらいの頃。
各々の人生模様が垣間見られ、また同じ30代の人間として、食い入るように見てしまいました。
ありきたりな言い方ですが、「後悔の無い人生なんてない」と思います。
私は地方で、教育やエンタテインメントや文化資本、世の中の仕組みや狡猾さとは無縁の、畑から引っこ抜いてきたような状態で思春期を過ごしました。
映画や美術館等々の「文化」に触れようと思ったら、1日がかりの大イベントになります。そんな田舎でした。
おこがましいですが、番組の最後に出ていた離島出身の方の気持ちが少しだけ想像できます。
この方が高校卒業後すぐに島を出たときの感想が印象的でした(話し方も落ち着いていて賢い方なのでしょう)。
「あんなに島を出たかったのに、実際島を出てみるとこんなものなのか」だったと思います。
思い描いていたものと現実の乖離に悩みながらも、日々の生活に追われたのかもしれません。
それぞれの「今」を映しながらも、時折挟まれる幼少期の映像との対比が胸に迫ります。
時は流れ、絶対に止まることはない。
そういえば昨年、途中から見るのをやめてしまったドラマ「35歳の少女」はどうなったのだろう。
最終回を迎えたみたいだけど。
寝る。