クロスケ日記 105日の日々

どこにでもいる弱小会社員の日々の記録。他愛もないことを綴っています。

範囲を広げようと

土曜日は細々とした所用をすませ、ほっと一息ついたら夕方に。

「35歳の少女」を見て、ipad電子書籍を流し読みし、就寝。

 

「35歳の少女」

とあるブログ様でも書かれていましたが、この「35歳」という年齢設定が絶妙です。

 

個人的見解ですが、この目覚めた主人公の環境が「ど田舎」で、周囲の人間に恵まれていなかったら「詰み」だったと思います。

(当たり前ですが、外野が「詰み」か「詰みじゃない」なんて判断することはナンセンスだと思います。本人が「まあ、なんだかんだいったって、それなりにやってるし、楽し事も中にはある」と思えれば、それでいいんです。)

 

ただ、ど田舎出身の私は、浦島太郎状態の人間が挽回するには「ど田舎」ではダメだと、身をもって感じます。

社会保障などの仕組みを認識したり、文化・教養に触れる機会が圧倒的に少ないです(いや、ないに等しい)。

そもそも、そういう情報・知識がある、ということを認識すること自体が…。

移動だって大変。都市部に出かけていくだけでも、一大イベント。

これで周囲の人間に恵まれず、閉鎖的な村社会を「自分の住む世界はこういうものなんだ」と思ってしまったら、なかなかに大変です。

仕事だって、ないし。

私は、これはこれで「詰み」だと思うのです。

 

今回は、25年前に主人公が抱いていた「夢」が出てきました。

「年齢」と「現実」に折り合いを付けなければいけないのが、人間。

そして、避けては通れない事ですが、つらい「現実」を突きつけられていました。

劇中の年齢とは言え、同じ30代。消して笑うことは出来ません。

 

あと、柴咲コウさん、演技上手いなー。

本当に10歳の少女が時を超えて35歳として生活しているみたいだ。

今は知らないけれど、昔、曲も出していましたよね。

大ヒットした方よりも、ドラマ「白夜行」のエンディング曲がとても好き。

 

少し、趣味の範囲を広げようと考えています。

合わないと思ったら、撤退するだけ。ふふふふ。

 

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