田舎事情 コンビニ編
所謂大都市圏の住んでいるわけでもないし、そこに通勤し働いているわけでもない。
大都市、地方を問わず存在し、使用したことが無い人はいないはずのコンビニ。
自分の皮膚感覚でもわかるくらい、外国人の店員さんが目立つ。とにかく目立つ。
先日、アメリカ系か東欧系と思われる店員さんの「いらっしゃいませー」の言葉を聞いたときは軽い衝撃を受けた。なにも、こんな同調圧力の強い島国で働かなくても、と思ってしまった。
そしてもし自分だったら、『異国の地に来て、サービス業に従事出来るだろうか?』、と考えられずにはいられなかった。
大型連休中、実家に少しだけ顔を出し、故郷のコンビニに寄ってみた。
外国人の店員さんは見えなかった。でもわからない。グローバルの波は止まらない。
なんて知ったようなことを言ってみる。
もう少しで大型連休も終わる。
前に観た映画「蜜のあわれ」の原作者の詩。
感じ方は十人十色だけど、なにかこう決意を感じられるところが好きだ。
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ(室生犀星)
また日常が始まるなー。
労働者として日々の流れに振り落とされないよう、しのいでいく。