クロスケ日記 105日の日々

どこにでもいる弱小会社員の日々の記録。他愛もないことを綴っています。

田舎事情 治安編

大型連休中、故郷へ帰省した人もたくさんいただろう。

私も少しだけ実家に顔を出した。

故郷は相も変わらず、故郷のままだった。

小さい頃から変わらないたんぼ道、錆付いたシャッターが下りた個人商店、少しずつ年老いていく親。

 

田舎は人間関係が濃密だというけど、うちの田舎は相互監視が強いかな、と感じる。

誰が家の前を通ったか逐一確認し、この時間はあの集落の家の人間が仕事から帰ってくるとか、あの家は誰も働いていないのにどうして良い車に乗れるのかとか。

どうでもいい情報が回るのが早い。

「お隣さんから聞いたんだけど、○○地域の○○さん家、空き巣に入られたみたいだよ。○○さんの家、作業員風の人たちが出入りしてたって。」

うん、わが故郷も、空き巣とかっぱらいがそれなりに跋扈しているようだ。

作業服に身を包み車で移動、狙いを絞りターゲットにがぶりと食らいつく。

とある庭先に置いてある物はかっぱらいの対象。俺の物は俺の物、庭先の物も俺の物。

警察24時、他人事じゃねー。相互監視、どこいった。

 

大都市圏ではない地域は人口は増えることはないだろう。

空き家、限界集落だって増加していくだろう。

そのうち今の社会システムを維持できなくなる日がくるかもしれない。

福祉関係の知り合いにこれを言うと、叱られるんだけど、それでも思う。

今の社会は、「結局は自分たちが選んだ社会」である、と。

なるようにしかならない。

人口が増えることがないなら、それ相応の社会に形は変わっていく。

社会保障制度の質が下がったり、街の整備が出来なくなったり、いざというとき消防がスムーズに行えなかったりね。

 

「結局は自分たちが選んだ社会」である。

でも「自己責任」って言葉も大嫌いである。

でも「1度脱落した人間が再起するチャンスもない社会」も大嫌いである。

 

大人の動画を見て寝る。