クロスケ日記 105日の日々

どこにでもいる弱小会社員の日々の記録。他愛もないことを綴っています。

見えない村の掟

3月が始まった。

2月はあっという間だ。資格試験の勉強は細く長く続けている。

 

社内の月初めの風物詩、と勝手に思っている、どうしても理解できない光景がある。

【カレンダー】である。

社内のカレンダーは、そのカレンダーに席が近い人が破るなり捲るなりすればいいだけだ。

ただそれだけである。

 

それ以上でもそれ以下でもないと思う。

 

職場にカレンダーが何百、何千もあるわけじゃあるまいし。

 

でも、ものすごく深刻そうな顔をしてカレンダーを破いて回る人がいる。

何故誰も気付かないのだろう、気付いているのは私だけか、これを見過ごしてしまったら一大事じゃないか、仕方ない、私が一肌脱ぎ立ち向かおうじゃないか、という顔つきで。

……どうしても理解できない。

 

人が集まれば、派閥が出来る。力関係が発生する。【村の掟】が出来る。

カレンダーひとつとっても、人間の集団は面白い動きをする。

労働者である限り、確かに「自分にしか出来ない仕事」なんて幻想だろう。代りはいくらでもいる。

自分だけのポジションを確保し、人より優位に立つことも大切だろう。

でも、その深刻そうにカレンダーを破る事ってそんなに大切なのだろうか。

いつも思いを馳せる【村の掟】。

見えない【村の掟】。

怖いよー。

 

 

非モテのおっさんが過ごし、見た、2月のささやかな風景。

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3月からは少しだけ憂鬱な日が多くなる。

社内政治も活発になる……。

狭い社内なんだけどね、地方の中小零細企業の。

水面下の、意地と悪意と権力のつばぜり合いで精神的に削られるだろう。

みんなどうにかして、自分だけは良い思いをしたい、と動くからね。

表面上はさも組織の為を思って行動しています、という顔で。

ああ、火の粉が。

しかし、長い目で見ればこれからの何ヶ月間の時間なんてほんの一瞬のことである。

目先の感情に囚われすぎず、常に大局観を持たねば。

 

今、自分が身を置いている環境は、絶対でもないし、不変でもない。

時と共にいつかは絶対に変わるものである。

物事は移ろうものだ。

そのとき、その変化に振り落とされないように力を蓄えるだけである。

 

疲れた。

寝る。