クロスケ日記 105日の日々

どこにでもいる三十路弱小サラリーマンの日々の記録。他愛もないことから、写真・カメラ(Canon、時々FUJIFILM)、小説、映画、旅行とか。

エマージェンシーサイン

録画しておいた「事件の涙」を見た。
2018年。
九州大学で、焼身自殺を図ったある男性の人生を辿ったドキュメンタリー。
当初は九州で起きた、小さな事件に過ぎなかったはずだった。

苦労を重ね入った大学、大学院。
憲法や法律を学び、不平等を変えていくためには、何をしたらいいのか、本気で考えた男性。
時代背景として増えた大学院生、限られたポスト。 それでも目指し続けた研究者。
絶たれた夢。非常勤講師に。
借金をしてまで購入した書籍。
向かえる経済破綻。
最後の授業の言葉がとても悲しい。
それでも、言葉では語り尽くせない思いがあるだろう。

事件前日の行きつけの接骨院の話、ラーメン屋の大将が見た男性の姿。バイクを運転する、ヘルメットの中の男性の顔。

高等教育を受け、志を持った人間が生きていけない社会がおかしいのではないか。
「事件の涙」の主題歌、「エマージェンシーサイン」の曲調が、この事件と非常にシンクロする。


変わらないでって、誓いたてたって
朝日の中消えていくように