映画「ここは退屈迎えに来て」を鑑賞。
原作は読了済み。ノスタルジックないい映画だった。
作中の登場人物と世代がほぼ同じな為(年齢がばれる)、感情移入したり「あーわかるわかる」と自分の中の思い出と照らし合わせたりして、もんどりうっていた。
mixi全盛期、あったなぁ。
ガラケーの、メールを受信した時のランプの明滅。思い出すだけでも消えたくなる黒歴史。地元に残った人間。地元を出て行った人間。女の子と会話できなかったこと。相手を内心見下していたり、見下されていたりしたこと。
何物にもなれなかった自分。その他大勢でしかなかった自分。
自分だけはいつか花開くと思っていた20代前半。
若さにしがみつくつもりはない(時々うらやましいが(泣))。
でも数少ないが、忘れられない夜もある。飲み会もある。景色がある。思い出の中の情景がある。それがあるだけでもまだ恵まれている方なんだ。
人生は、青春が終わってからが長いのだ(人間の生ってなんて残酷)。
そこからどうしのいでいくかが肝心なのだ。
と、自分に言い聞かせながら。
門脇麦、かわいいな。
ちくしょう…。
原作もおすすめ。