洗濯機を回しながら歯を磨き、1日の終わりをぼけぇっと過ごす。
中小零細企業に身を置いている人間はみんなそうだろうが、否が応でも同僚と密に接することになる。狭い人間関係の中、噂話の逃げ場がない。
プライベートで誰がどの車を乗っているか、誰々がハニートラップをしかけているか、誰々が金に困っているらしい、誰々が妊活するかも等々。
おー怖。
時々、この村社会から脱走したくなるよ。
大企業の場合、同じ組織の人間でも部署が違えば全くの他人でしかないという。
そうなんだ、まったく想像できん世界だ。
ただし、派閥があるから、それはそれで面倒なんだろう。
人間は3人集まれば派閥ができる、って言うしね。
どこにいったって人間関係からは逃げることはできない。
ま、ストレスはうまくいなして、日々をしのいでいくしかないんだけど、要領が悪いときっついね。
ふぅ。
この前、撮影に行った帰り道、空を見上げたらうろこ雲が音もなく広がっていた。
秋の空。
ほんの些細な出来事、明日には忘れてしまう何気ない出来事。
そんな出来事ほど、記憶に残りふとした時に映像が蘇る。
女の子とのそんな記憶があればなあ、ちっくしょー。
妄想して寝る。