クロスケ日記 105日の日々

どこにでもいる三十路のしょーもない賃労働者の日々の記録です。他愛もないことばかりですが、カメラ、小説、映画のこと等少しずつでも続けていけたら。愛機はCanonの一眼エントリー機。

社会人なった時

就職したての頃の話。

初めての上司は、スーツが似合う男性だった。

学校を卒業したばかりの、世間知らずのもっさりした自分から見ても、とても格好良く見えた。
小洒落た名刺入れ、革の小銭入れ、食事の際のスマートさ。スーツの着こなし。
趣味が吹奏楽で、演奏会も演っているそうじゃないか。 

はぁー。
これが、大人って奴か〜、とおおいに感じ入ったことを覚えている。

人を使って会社を経営している家庭に生まれ落ちた子供は、きっと耳年増になるだろうけど、自分はそんな恵まれた環境でもなかった。だからといって、極貧の子供時代でも無かったけど。飢えた、という記憶は無い。
ただし、世間一般というくだらない色眼鏡で見た時は、「ちょっと底辺の、変わった家庭」だったのだろう。人から軽んじられる側の人間だ。
そんな訳だから、周囲の大人といったら、親か学校の先生しかいなかった。友達も少なかった。
いわゆる叔父さんや叔母さんがいたり、同世代の親戚の子がいたりと、そこで「人にもまれ、世間を経験」するのだが、それらのことは俺には、一切無かった。
一切無かった。
その代わり一人で過ごす時間には強くなった。
そんで、純粋培養の試験管から、いきなり社会に放り出された訳だ。

まー、最初は辛かった。
小さい頃から、それなりの地方都市で育ち、周囲の大人達にもそこそこ恵まれ、いろんな事を経験させてもらった人間にはわかるまい。
この日本でも、そんな世界もある。

話がずれた。
閑話休題


ただこの上司、演奏会の、自身が演奏している姿をパソコンのデクストップ画像に設定しているのを見た時は、少し引いた。
ナルシストなのかな、と。

ま、みんな大なり小なり、いろんなものを抱えている。

今この場所からあの時を振り返るならば、いろいろあったけど、それなりの思い出にはなっている。

さてさて。

大人の動画見て寝る。