クロスケ日記 105日の日々

どこにでもいる弱小会社員の日々の記録。他愛もないことを綴っています。

そんなこんなの春

春は出会いと別れの季節。
がしかし、中小零細企業に身を置く人間にそんな大それたイベントは起こるはずもなく、クラス替えのない中学校で卒業まで同じメンツで過ごすような日々が続くだけである。

季節事のイベントに、とんと疎くなる。


私は社会人としては結構下の部類で、自分の仕事の役割なんて組織の中では微々たるものだけど、誰かの犠牲の上に成り立っている案件ってたくさんあるなと感じる。
(同世代の「出来る」人達って、どんな生活を送っているんだろう。)

最初に働いた会社で「下請け」のことを「協力会社」と呼んでいて、「どんなに言い方を替えても、取り繕っても、力関係は絶対に変わらないのに。あぁ、これが資本主義というやつか」と変なところで感心したことは忘れない。

社会的な事や人間関係の見えないルールなどは社会人になるまで周囲の大人は誰も教えてくれなかった。通常は学校生活を通じて育むものだろうけど、友達を上手く作れなかったので、早々に脱落した。
親もそういう事にはとても感心がなかった、と思う。
少し話それるけど、この国の識字率って良い方なのかな。小さい頃の周囲の大人は、今振り返ると読み書きは怪しかったと思う。

そんで、いろんなことでボコボコに打ちのめされては覚える、の繰り返しだった。
(前に新聞記事で、箱根駅伝で活躍した選手が就職した先で社内メールや簡単な回覧の書類を作ることが出来なかったというのを読み、その時の気持ち、悔しさとても分かるよー、と会ったこともない人に親近感がわいた)

生まれ落ちた地域や教育環境、小さいとき普段関わる人間に恵まれた人は、絶対的に幸せだ。
これは絶対的だ。個人的見解だけど。

もちろん、いつまでも出自を言い訳に出来ない。
そんな年齢はとっくの昔に過ぎ去った。
配られたカードで勝負するしかないんだ。



春になるとセンチメンタルになりますよね、というお話。
そんなこんなで、自分に言い聞かせ日々をしのいでます。

彼女欲しいなー。

寝る。

春の夢は

犯人は音の中に潜んでいる。

 

というわけで先日映画を観てきた。

ギルティ。

こういう限定された状況で繰り広げられるサスペンスものって、大好き。

緊急通報の場面も、こういう感じなんだ、と興味深い。

88分と長尺ではなく、気負わずに緊迫感を味わうことができる。

興味のある人は、劇場へ。

 


映画『THE GUILTY/ギルティ』予告編

 

 

このところ、仕事、食事、睡眠、試験勉強、大人の動画、時々カメラ、のライフサイクルになっている。

完全に職場と部屋のピストン運動だ。

暖かくなってきたし、試験とか仕事が落ち着いたら、物欲があふれ出しそう。

たいしたもん買えないけどね。

 

 

仕事帰りに待ち合せをし、小道の定食屋で可愛い彼女とビールを乾杯したい。

叶うことは無い、春の夢。

 

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よし、試験勉強しよう。

 

見えない村の掟

3月が始まった。

2月はあっという間だ。資格試験の勉強は細く長く続けている。

 

社内の月初めの風物詩、と勝手に思っている、どうしても理解できない光景がある。

【カレンダー】である。

社内のカレンダーは、そのカレンダーに席が近い人が破るなり捲るなりすればいいだけだ。

ただそれだけである。

 

それ以上でもそれ以下でもないと思う。

 

職場にカレンダーが何百、何千もあるわけじゃあるまいし。

 

でも、ものすごく深刻そうな顔をしてカレンダーを破いて回る人がいる。

何故誰も気付かないのだろう、気付いているのは私だけか、これを見過ごしてしまったら一大事じゃないか、仕方ない、私が一肌脱ぎ立ち向かおうじゃないか、という顔つきで。

……どうしても理解できない。

 

人が集まれば、派閥が出来る。力関係が発生する。【村の掟】が出来る。

カレンダーひとつとっても、人間の集団は面白い動きをする。

労働者である限り、確かに「自分にしか出来ない仕事」なんて幻想だろう。代りはいくらでもいる。

自分だけのポジションを確保し、人より優位に立つことも大切だろう。

でも、その深刻そうにカレンダーを破る事ってそんなに大切なのだろうか。

いつも思いを馳せる【村の掟】。

見えない【村の掟】。

怖いよー。

 

 

非モテのおっさんが過ごし、見た、2月のささやかな風景。

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3月からは少しだけ憂鬱な日が多くなる。

社内政治も活発になる……。

狭い社内なんだけどね、地方の中小零細企業の。

水面下の、意地と悪意と権力のつばぜり合いで精神的に削られるだろう。

みんなどうにかして、自分だけは良い思いをしたい、と動くからね。

表面上はさも組織の為を思って行動しています、という顔で。

ああ、火の粉が。

しかし、長い目で見ればこれからの何ヶ月間の時間なんてほんの一瞬のことである。

目先の感情に囚われすぎず、常に大局観を持たねば。

 

今、自分が身を置いている環境は、絶対でもないし、不変でもない。

時と共にいつかは絶対に変わるものである。

物事は移ろうものだ。

そのとき、その変化に振り落とされないように力を蓄えるだけである。

 

疲れた。

寝る。

 

 

火曜日だけど疲労困憊

疲れが出たのか、帰宅して少しだけ身体を休めるつもりで横になっていたら落ちていた。

今日は過去問を解く気力がない…。


こんな夜って、妙に孤独を感じる。


今まで、たくさんあったであろう選択肢。
その選択肢を真剣に考えてこなかった結果が、今のこの様である。


疲労で思考がまとまらん。

寝る。


人はどこかで孤独。

人はどこかできっと孤独。

船底はとっくに

外出先で資格試験の勉強をしていたら、自分の近くの席に可愛い女性が座った。

この女性も何かのテキストを開き勉強を始めた。

単純なおっさんは、その女性となにも始まるはずがないのに、猛烈に勉強しているアピールをはじめ、どや顔で過去問の頁を繰る。

ふふ、平日は社畜をし、貴重な休日は試験勉強、どや。

この思いは、きっと届いていない。

 

 

先週の休日、会社に行きたくなかったが、行かざるを得ない仕事があった為、しぶしぶ会社へ。

休日出勤である。無論、無給。ボランティアといっても差し支えない。

くそ、なんて使い勝手のいい労働者なんだ。

すると上層部のとある人が会社に来ていた。同じく休日出勤の様だ。

こっちはやるべきことをやって少しでも早く帰りたいので、挨拶もそこそこに黙々と仕事を進める。

…休日の方が仕事って捗る。集中できるというか、余計なことに気を取られないからだろうか。平日、これくらい集中できたら良いのになぁ。

気づけば昼時になっていた。

「…君。」

「(今日は最低、これだけは処理しておかないと)」

「クロスケ君。昼だけど、どうする?」

「………え?あ、はい!さっき食べてきたので大丈夫です」

「そっか。」

 

うーん、こういうところが要領が悪いというか、なんというか。

男のアレもアレで面倒くさいんだよね。

どうでもいいことを思い出し、気に病んでしまう、しがない地方都市の労働者。

ささやかながら世塵にまみれております。

 

「今の組織は、もしかすると沈没船なのではないか?船底はとっくに穴が開き、水が浸入してきている。沈むのは自明なのに、未来の事実から目をそらし、考えないようにしているだけなのでは?」

田舎の中小零細企業に身を置く人間、せめて危機意識くらいは研ぎ澄ましていたい…。

なんで学生の時にもっとしっかり先を見据え勉強し、活動してこなかった、という至極まっとうなつっこみはなしで。

中小がいるから、大手も活きる。ザ資本主義社会。

 

明日からまた労働。もはやパブロフの犬

 

大人の動画でも見よう。